津市藤方(ふじかた)の競艇場「ボートレース津」で十五日、さまざまな鉄道模型計二百両がレールを走る催し「鉄道おもちゃ大運転会」が始まる。十三日には、市内の児童養護施設の子ども十二人が招待され、迫力満点の鉄道の世界を楽しんだ。
催しは、競艇場を運営する市が「競艇場に親しんでもらおう」と初めて企画。市によると、親子向けの催しは、他の競艇場でも開かれているという。
三重、愛知両県の愛好家四人が、自慢のコレクションを提供した。一周四十メートルのレールに、精巧な鉄道模型が勢いよく走り回る。
市販品を改造し、色を塗り替えるなどした伊勢鉄道や、JR快速みえなど、見慣れた車両も。東京スカイツリーや富士山などの模型があり、東京駅から大阪駅まで東海道線の車窓の風景を再現した。三メートルの高さまで積み上げた立体レールもある。
高さ3メートルの立体レール。中に入って走る模型を楽しめる=津市藤方のボートレース津で
子どもたちは歓声を上げながらレールに駆け寄り、本格的な鉄道模型に興味津々の様子。鉄道が好きという男児(6つ)は「模型がいっぱいあって、すごくかっこいい」と笑顔で話した。
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