伊勢市二見町江の二見興玉(おきたま)神社で十六日、二見浦に並ぶ夫婦(めおと)岩の大しめ縄を張り替える神事があった。真新しい五本がそろい、迎春準備が整った。
高さ九メートルの男岩(おいわ)と四メートルの女岩(めいわ)が寄り添う夫婦岩には、一本の長さが三十五メートル、直径十センチ、重さ四十キロの大しめ縄五本が架かっている。風雨や波で傷むため、年三回張り替えている。前回の九月五日に替えた後、同三十日に台風17号の影響で五本全てが切れ、三本を張り直した。

この日は、強風のために張り替えが一時間遅れた。四十年以上、神社に勤める職員によると「遅れたのは今までにない」という。
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