世界の高校生が料理の腕を競う「高校生国際料理コンクール」の大会が
二十七日、多気町の県立相可高校で開かれ、
日本代表の同校食物調理科三年、岡本なつ実さん(18)と佐野竜也君(18)は
六カ国の九チーム中で最高の評価点を獲得し、一位に輝いた。
同コンクールで日本代表が一位となるのは初めて。
大会終了後の表彰式で、一位のトロフィーを受け取った佐野君は
「言葉が出ないぐらい、とにかくうれしいです。一生の思い出になります」と
涙ながらに語った。
岡本さんは「優勝を目指して練習してきたので本当にうれしいです。
この気持ちをお世話になった皆さんに伝えたいです」と笑顔で話していた。
同校は平成十九年から出場。
昨年まで四年間は百点満点中九十点以上のチームに贈られる「金賞」を
連続受賞してきたが、一位となったことはなかった。
佐々木智子監督(22)は「味だけでなく、見た目の華やかさや味付けの
バランスなど、細かい所にこだわったことが評価されたと思う」と、
大会を振り返った。
相可高校の二人はこの日の大会で、ヒレ肉の筋を包丁で丁寧に切り取ったり、
桜型の添え物を作ったりと、手際よく作業を進めた。
制限時間の四分前に「牛フィレ肉のステーキプロバンス風
焼きリゾットを添えて」を完成させると、「これまでで一番良くできた。
後は結果を待つだけです」と話していた。
ソース(伊勢新聞)
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