伊勢市は、今年の伊勢神宮の年間参拝者数の予測値を、
昨年十二月に推定した一千六十万人から、
一千三百三十一万五千人(内宮八百五十九万二千人、外宮四百七十二万三千人)に
上方修正した。
同日、開かれた市議会産業建設常任委員協議会で報告した。
市は、前年や前回の神宮式年遷宮があった二十年前の実績などから
一千六十万人と予測していた。
だが、今年八月末までの実数で前年同期比142・2%
(内宮同134・0%、外宮同160・1%)と予想以上の伸びとなり、
九月以降の予測を見直した。
今月十五日には、明治二十九年の統計開始以来、最高だった
平成二十二年の八百八十二万八千人を更新したという。
一方、同協議会では、品川幸久議員(新風いせ)が、
市が伊勢神宮の参拝者数を観光客数として扱っていることに疑問を呈した。
内宮と外宮の両方を訪れた人を二人と数え、お白石持(しらいちもち)行事などで
何度も参拝した地元住民も含むのが理由。
品川議員は、
「当該課としては、本当の観光入り込み客数をしっかり把握しないと」と、
観光部局に注文した。
ソース(伊勢新聞)
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