紀南地方の特産で知られる超極わせ品種の温州ミカンが、他産地に先駆けて
出荷時期を迎えた。
猛暑と記録的渇水の影響で甘みが凝縮し小玉ながらも上々の出来という。
御浜町の生産販売会社「御浜柑橘(かんきつ)」では十二日が初出荷。
農家十五軒から集まった超極わせ品種「みえ紀南1号」など約五トンを
光センサーで選果し、消費地の静岡県に発送した。
夏場の水やりに追われて摘果が進まず、収穫量は例年より二割減の見通し。
一方で、糖度は例年より大幅に高い十度に達し、食味は非常に良い。
超極わせの出荷は今月いっぱい続く。
芝博久社長(64)は「渇水には苦労したが、これまでにない甘いミカンに
なったことは幸い」と話していた。
ソース(中日新聞)
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