紀北町と尾鷲市にまたがる熊野古道の「馬越峠」は二十六日、晴天に恵まれ、
県内外から訪れた多くの家族連れやツアー客が散策を楽しんだ。
馬越峠は全長約三キロ。
ヒノキ林に囲まれたこけむした石畳道が今も残る。
県内に十七ある熊野古道の峠・ルートの中では、熊野市と御浜、紀宝の両町に
またがる「浜街道・花の窟(いわや)」に次いで来訪者が多い。
青空が広がったこの日、ウグイスのさえずりが響く中、観光客らは、
白い花を咲かせるウツギの木や石畳にカメラを向けるなどして、
古道の自然と歴史を味わっていた。
名古屋市南区から友人と訪れた会社員宮田勉さん(30)は
「静かで厳かな雰囲気が気に入った。日陰も多いので快適に歩けました」と
満足げに話していた。
ソース(
中日新聞)
[0回]
PR