伊勢神宮の式年遷宮の関連行事「お白石持(しらいしもち)行事」の
開始まであと二カ月となった二十六日、本番を前に神宮へ白石を運ぶ奉曳車を
町内でお披露目する「町内曳(び)き」が伊勢市内であった。
同市浦口四などの住民でつくる西口町瑞穂連奉献団の約二百五十人が参加。
白石を入れた二十四個のたるを積んだ高さ五メートル、
重さ二トンの奉曳車を長さ百メートルの綱で引き回した。
前回の遷宮後に分離してできた新しい団のため、お白石持行事への参加は
初めてとなる。
若草色の法被姿の団員は「エンヤー」の掛け声を響かせ、約一・五キロの道のりを
練り歩いた。
団長の山野稔さん(61)は「団員は一生懸命取り組んできた。
安全に楽しみたい」と、本番に向けて気持ちを高ぶらせていた。
お白石持行事は、神宮のお膝元の住民が宮川の河原で拾った白石を神宮へと運び、
新社殿の周囲に敷き詰める伝統行事。
市内の七十七奉献団は七月二十六日~九月一日の本番に備え、
浜参宮や町内曳きなどの準備に取り組んでいる。
ソース(
中日新聞)
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