鈴鹿サーキット(鈴鹿市)で8月に開催される「ソーラーカーレース鈴鹿2013」に
出場する伊賀市の伊賀白鳳高校エコカー部が24日、
松阪競輪場(松阪市春日町3)で、ソーラーカーの走行練習をした。
練習場所を求める同部に、開かれた競輪場を目指している松阪市と
競輪選手会が協力した。
同部が出場するのは、高校生や高専生が参加できる
「ENJOY(エンジョイ)1クラス」。
四時間で走った周回数(一周五・八〇七キロ)を競う。
上野工業高校時代から通算十七回目の出場で、同クラスでの成績は
二〇一一年が六位、一二年は十位。
レースでは運転技術が要求されるものの、コースでの練習は
本番前の試走会のみ。
校内の空いた場所でも走らせるが、環境が整っているとはいえない。
広い場所を探していた顧問の奥守孝さん(45)が松阪競輪場に着目した。
この日の練習では、ドライバーを務める選手二人が交代で
一周四百メートルのコースを走った。
エコカー部のソーラーカー「ss velocity(ベロシティー)」は
時速九十キロまで出せるが、生徒は時速三十キロほどで運転。
奥教諭は「スピードに慣れることが大事」と練習の狙いを説明する。
運転した二年長野佑太君(17)=伊賀市=は
「最初は恐怖心があったが、徐々にスピードを上げられた」と満足した様子。
過去二回出場した部長の三年森林(もりばやし)健太君(17)=同=は
「これまでは練習が少なくてちゃんと走れなかった。
今年は上位に入ってみんなで喜びを分かち合いたい」と語った。
松阪市まちづくり交流部の松本弘・競輪事業担当理事は、
「レースに支障がない範囲で開放して、市民に親しまれる競輪場にしていきたい」と
話している。
ソース(
中日新聞)
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