三重大(津市)の学生と教授らが協力して三重大ブランドの紅茶「三重アカデミア」と「希望の紅茶」を新たに開発した。3月に完成し、大学生協などで販売を始めている。
同大の看板となるブランド品作りのため、紅茶で地域おこしをする津市の紅茶販売会社「en-culture(エンカルチャー)」(山口友美社長)が企画。二年生から四年生までの有志十人が参加し、味わいや包装、名前などを七カ月間協議した。
同大の田口寛名誉教授が開発し、抗酸化作用が強いことで注目される茶葉「田口茶」を二品とも四割ほどブレンド。学生の提案で飲みやすいティーバッグタイプにした。
三重アカデミアはインドで最高級の紅茶葉ニルギリを使った甘い香りが特徴で、同大の国登録有形文化財「三翠(さんすい)会館」を容器の絵柄に使用。希望の紅茶は中国のキームン茶を使い、かんきつ系の香り。伊勢市の夫婦岩の絵柄を選んだ。
山口社長は「紅茶を通じ、学生が大学を誇りに思えるよう、中身にこだわった。今後の発売方法などを学生と一緒に進めたい」と話す。大学生協や三重大のアンテナショップ「つみきプラザ」(津市大門)などで購入できる。一缶千百円。問い合わせは平日につみきプラザ=電059(213)3430=へ。
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