図書館運営を考える図書館総合展フォーラム2013in伊勢
(図書館総合展運営委員会主催)が二十七日、伊勢市岩渕一丁目の
いせ市民活動センターで開かれた。
図書館関係者を中心に約百五十人が参加し、博物館や美術館、大学、行政などとの
連携をテーマに議論した。
図書館情報学が専門の岡野裕行皇学館大学助教が基調講演した。
句碑や作家の生家など、文学資料は町中に点在し、
「図書館だけ眺めているのは不十分」と訴えた。
史料の相互活用の事例として、同大や伊勢市教育委員会が開発に加わり、
伊勢の古地図を収録したタブレット型端末用アプリ「
伊勢ぶらり」を紹介した。
後半のパネルディスカッションには、自治体間や民間との連携に取り組む
図書館の代表者らも出席。
三年前の伊勢湾フェリー鳥羽―伊良湖航路の廃止を食い止めようと、
鳥羽市立図書館と共同企画を実現した愛知県の田原市図書館の豊田高広館長が、
「自治体を越えて共有できる目的を持てるかがポイント」と主張した。
同フォーラムは年一回、横浜市で大規模に開いている図書館総合展の
地方出張版の位置付けで、伊勢市での開催は初めてとなった。
ソース(
伊勢新聞)
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