県は十七日、農林水産祭の水産部門で、
鳥羽市の「鳥羽磯部漁協浦村支所浦村アサリ研究会」
(浅尾大輔代表)が、天皇杯を受賞したと発表した。
同会は廃棄されるカキ殻を活用した製品を活用し、
アサリの垂下式養殖で経営改善に取り組んだ。
表彰式は十一月二十三日、
東京都渋谷区代々木の明治神宮会館である。
天皇杯と内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会会長賞は、
各農政局管内の一位に当たる農林水産大臣賞の受賞団体から
選んでいる。
このほか、むらづくり部門では、松阪市の
「波瀬むらづくり協議会」(福井弘会長)が、
日本農林漁業振興会会長賞を受賞した。
同部門の受賞は昭和五十四年に表彰事業が
始まって以来、県内で初めて。
同協議会は自然体験学習や高齢者への配食サービス、
体験宿泊施設「グリーンライフ山林舎」の運営など
バランスの良い取り組みと、女性が中心となった
遊休農地の再生、クレソンの栽培、販売が評価された。
畜産部門では、四日市市の加藤勝也、美子両氏が
日本農林漁業振興会会長賞を受賞した。
両氏は、和牛約一千頭の繁殖肥育を営み、
臭気対策で近隣住宅団地と共存し、
地元産のわらを利用して地域循環型農業を実践している。
ソース(
伊勢新聞)
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