三重県津市一身田上津部田の県立図書館二階文学コーナーで、
二十年に一度の式年遷宮に合わせた企画展「伊勢参宮」が開かれている。
江戸時代に出版された名所図絵や、旅の案内書など同館所蔵の資料約四十点を
展示している。
十一月十日まで。
月曜休館(祝日の場合は翌日)。
式年遷宮がクライマックスを迎える十月に合わせて、所蔵資料を通じて興味を
深めてもらおうと企画。京都から伊勢への道を記し寛政年間に出版された
挿絵入りの地誌「伊勢参宮名所図絵」や、津藩士村田佐十郎恒光が作成した
細密な古地図「伊勢国細見図」などのほか、俳人や儒学者が書いた道中記もある。
明治二十三年に伊勢新聞社から出版された「三重懸名所図繪」は、
携帯しやすい小型本になっている。
伊勢参宮に関し、貸し出し可能な書籍リストの配布もあり、
司書の吉田浩二さんは「庶民の憧れだった参宮の資料をまとめて見ることで、
実際に現地に行って興味を広げてもらえたら」と、話していた。
ソース(伊勢新聞)
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