三重県は十月下旬、台湾北部にある最大都市の新北市と観光に関する
連携協定を結ぶ。
新北市には行政区画の「三重(サンチョン)区」があり、
共通の地名が取り持つ縁で交流促進を目指す。
鈴木英敬知事が訪台し、市長と覚書を交わす。
鈴木知事が二十四日の県議会一般質問で、青木謙順議員(自民みらい)に
答弁した。
新北市は、台湾の中心都市の台北市を取り囲む形であり、
人口は三重県の二倍超の約四百万人で台湾最多。
三年前の合併により誕生する前には旧三重市が存在し、
同市議会と三重県議会が二〇〇八年に友好協定を結ぶなど、縁は深い。
鈴木知事は、五月に志摩市であった日台観光サミットの成果を強調し
「具体的な施策として、日台双方の共通事項をテーマにした地域間交流の
推進に取り組むことになった」と説明。
自身の訪台については「最大マーケットである新北市での交流促進に向け、
トップレベルの人脈作りをしたい」と述べた。
協定により、旅行商品などを相互にPRするための枠組みを決める。
県の国際展開の基本方針では、台湾はタイとともに「重点地域(国)」の
位置付け。
観光誘客では、今年一年間に台湾から県内への宿泊者数二万五千人を
目標に掲げている。
ソース(中日新聞)
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