鳥羽市の離島、神島を四十九年ぶりに訪れる女優の吉永小百合さんを
迎えるセレモニーで、市立神島小学校の全児童十六人が三島由紀夫の
小説「潮騒」の冒頭を朗読することが決まった。
来島まで一週間を切った二十八日、同小で総合練習があった。
児童らは約二週間前から、小説の冒頭部分を学年に分かれて練習している。
全体練習は今回が二回目で、暗記している子もあれば読み上げる文章を
確認しながら練習に臨む児童もいた。
一、二年生は学年ごとに全員で朗読する一方で、三年生以上の児童は
一人ずつ朗読。
濱口真智子教諭は「大きな声で、ゆっくりと伝わるようにしましょう」と、指導していた。
六年生の小久保幸亮君(12)は
「本番までに一千回でも練習したい」と話し、同じく小久保雛子さん(11)は
「もっと練習して覚える」と、意気込みを語った。
同小は本番までに各学年で練習を重ね、三十一日に最後の全体練習を予定している。
また、この日は神島町内会の呼び掛けで、町民約七十人が、定期船乗り場周辺や
神島灯台、監的哨(かんてきしょう)の草刈りを実施し、
吉永さんや観光客を迎える準備を整えた。
ソース(
伊勢新聞)
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