社会の常識の矛盾を独自の理論でブログなどで発表し話題を集めている
伊勢市在住「野人」こと大塚隆さんが8月1日、自身2冊目になる
エッセー集「野人の食卓」(月兎舎)を出版した。

写真=伊勢志摩経済新聞
伊勢の大塚隆さんがエッセー「野人の食卓」出版
大塚さんは、大分県出身。
東海大学海洋学部卒業後、ヤマハリゾートで20年間勤務、
東シナ海で調査ダイバーや釣りガイド、
合歓の郷(志摩市浜島町)マリーナ支配人などを経て退社。
1999年「桜自然塾」(伊勢市大湊町)を設立。
2000年にゴーリキマリンビレッジ(同)をオープン、
漁業振興のための活動をしていると農業の矛盾に行き着き、
「野人」オリジナルの自然農法「協生農園」を打ち立て農業を開始。
大塚さんのブログ「野人エッセイす」は月間約15万アクセス、
1日約2000人(5000アクセス)が訪れるという。
「歯磨き粉を止めると口臭がなくなる、そして痔(じ)が治る」
「体臭の原因はせっけん」など理にかなった物理の法則で社会の常識に
鋭くメスを入れた同ブログのエッセーをまとめた「野人エッセイす」
(1,800円、出版のススメ研究会)は、初版1000部を刷ったが即完売、
さらに500部を増刷した。
購入者の半分以上が書店を通さずゴーリキマリンビレッジや
協生農園を訪れた人、ブログファンらで、直接大塚さんから購入しているという。
同書は、大塚さんが三重のローカル季刊誌「NAGI(凪)」(月兎舎)の
「さろんどなぎ」のコーナーに2000年の創刊号から2012年の48号までの
12年間、「野人の食卓」としてつづったエッセーと、大塚さんのブログから、
「海の食卓」に39、「野の食卓」に32、「畑の食卓」に15のエッセーを
ピックアップした。
大塚さんは「火の起こし方や野宿の仕方などのサバイバル本や自給自足の
ための本はあるが、自然の中で野生の植物や動物、魚介類などの取り方、
食べ方などを詳しく書いた本はあまり見ないのでは。
食の本質を考える本として、食材調達の手引書的な本として、
手に取っていただければ」と話す。
価格は1,260円。
三重県内の主要書店、マリンビレッジ、月兎舎ホームページで購入できる。
ソース(伊勢志摩経済新聞)
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