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志摩漁師塾で独り立ち

志摩漁師塾で独り立ち
現在20人学ぶ
鈴木知事(手前)と話し合う塾生たち
 高齢化や過疎化による担い手不足に悩む漁業の現場に、漁師を目指す若者を
受け入れ、独り立ちできるまで育てる志摩市の漁師塾が注目されている。
地域に根づいてもらうために、共同漁業権の取得も可能にする先進的な
取り組みで、三重外湾漁業協同組合は「地域社会の維持に必要な手段」と
力を入れている。(中村和男)
三重県志摩市大王町の畔名(あぜな)、阿児町志島(しじま)、阿児町甲賀(こうか)の
3地区の漁師たちが2010年に開いた「畔志賀(あしか)漁師塾」には現在、
北海道、東京、名古屋などから応募した20~50歳代の約20人が学んでいる。
漁業への新規参入では、漁業権のほか、技術習得、地域の受け入れなどが
課題となっていた。
漁師塾はこうした壁を取り払うため、漁師が塾生の親代わりとなり、
技術指導から船や漁具、住居探しなどの面倒を見る。
その代わり、応募者には「漁師として地域に永住するつもりがあるか」
「地域行事に参加できるか」などの“本気度”を確認する。
塾長の城山秀治さん(71)(三重外湾漁協理事)は
「このままでは地域は過疎化するばかり。
本気で地域で暮らそうという若者を集めなければと思った」と振り返る。
塾生には今年入った人から、塾ができる前から志摩市に来て、漁師として
独り立ちした人までいる。
修業年限は決まっておらず、塾で学んだことを後輩に引き継いでいく。
城山さんは「5年ほどで独り立ちできるようにしている。
10年たったら、今度はおまえたちが若者を呼んでくれ、と言っています」と話す。
「仕事から衣食住まで、地域の人たちが助けてくれた」。
1期生の井上和さん(33)は東京都国立市出身で、建築会社の営業をしていたが、
「海が好きで、独り立ちできるのが魅力」と応募した。
今は海士(あま)漁と刺し網のイセエビ漁を行っている。
山本有佳里さん(45)は、大阪市の不動産会社に勤めていたが、
塾ができる前の09年、「海女になりたい」とインターネットで知った
城山さんを頼った。
海女漁がない時期は大阪でアルバイトをしていたが、昨年、同町内で家を購入。
刺し網漁も始めた。「仕事以外でも、地域の仲間と触れ合うのが楽しい。
朝、起きると玄関に野菜が置いてあったりする」と話す。
今月14日、鈴木英敬知事が地域で活動する人たちから話を聞く
「みえの現場・すごいやんかトーク」が、志島公民館で開かれ、
塾生が参加。
地域とのつながりや自然の素晴らしさ、漁で獲物があがった時の喜びなどを
語った。
一方で、生活への不安も口にした。
研修中は11年度まで、県から月8万円が支給されたが、12年度に廃止された。
すぐに漁だけで生活するのは難しく、城山さんは「一人前の漁師を育てるには、
生活を含めた全面的な支援が必要」と訴えた。
鈴木知事は「来年度は水産業に力を入れる。
対応できるようにしたい」と応じていた。
(2013年9月21日 読売新聞)

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