御浜町阿田和沖で十五日、定置網にミンククジラが掛かり、
紀宝町の鵜殿港に水揚げされた。
クジラの水揚げは三年ぶりと珍しく、港は見物客でにぎわった。
阿田和大敷漁業生産組合が同日朝、沖合三・五キロでサバなどを
引き揚げていたところ死にかけた状態で網に入っている約六・八メートルのミンククジラを発見。
クレーンの引き揚げ能力を上回る重さがあったため、漁港まで船で引っ張り、
漁港で解体され、競りにかけられた。
和歌山県の太地町くじらの博物館によると、ミンククジラは北半球に広く生息し、
成長すると七~八メートルに達する。
原則的に調査捕鯨しか認められていないが、まれに定置網に掛かるという。
阿田和大敷漁業生産組合の古川正和組合長(68)は
「実際に見て、迫力にびっくりした」と話していた。
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20130116/CK2013011602000023.html
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