
【新茶を手摘みする農家の皆さん=志摩市志摩町越賀で】
写真=伊勢新聞
志摩市志摩町越賀地区で十六日、露地栽培としては県内で最も早く収穫される日本茶「越賀茶」の初摘みが始まった。
温暖な気候の同地区で生産される越賀茶は、ほどよい渋みと甘みがあり、二―三度煎じても味が変わらないのが特徴。現在は約八十件の生産農家が、合わせて約三ヘクタールの茶畑で無農薬栽培をしている。茶葉は全て手摘みで、農家では今月末まで茶摘みに追われる。
松本弥孝さん(70)の畑では、「一芯二葉」と呼ばれる五センチほどの長さの新芽と茶葉の部分を丁寧に摘み取り、籠に入れていた。
茶葉はJA鳥羽志摩阿児支店茶工場で集荷。製茶した越賀茶は同JA志摩支店越賀店舗などで販売する。
JA担当者によると「適した温度で成長し、霜の被害もなく収穫も例年と同じ時期にできた」とし、今年の越賀茶の収穫は五―六トンを見込んでいる。
ソース(伊勢新聞)
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