正月三が日(一~三日)に県内の主要観光施設十六カ所を訪れた観光客数は、
県の集計で七十七万七千百五十八人となり、
昨年に比べて四万七千七百三十六人(6・5%)増えた。
三日間とも天候に恵まれ、式年遷宮で注目を集める伊勢神宮や、
初日の出に合わせて運転した御在所ロープウエイが好調だった。

施設別で見ると、
伊勢神宮が五十五万六千五百二十二人と昨年比で6・3%増、
鈴鹿サーキットは一万七千二百人で13・2%増、
鳥羽水族館は一万千五百十四人で7・9%増えた。
御在所ロープウエイは元旦を中心に七千十四人(同15・1%増)が訪れ、
過去最多を記録した。
この他、県が二〇〇五年から継続して調査している
ミキモト真珠島、志摩スペイン村、伊賀上野城、モクモク手づくりファームの
四カ所を加えた八カ所の合計の推移を見ると、
〇九年をピークに減少していた観光客数が四年ぶりに増加に転じた。
県観光政策課の担当者は「要因として好天と曜日の並びが大きい。
伊勢志摩地域などで泊まりがけの観光客が増え、
施設同士の相乗効果もみられる」と分析する。
鈴木英敬知事は七日の定例会見で「非常に良い滑り出し。
伊勢神宮だけでなく、各施設満遍なく増えたのが良かった」とコメント。
式年遷宮を控えて「今年は三重の魅力を伝える絶好のチャンス。
あらゆる機会を捉えて情報発信したい」と意気込んだ。
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20130110/CK2013011002000011.html
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