三重県鳥羽市の鳥羽水族館で十三日、深海にすむ日本最大のダンゴムシ
「ダイオウグソクムシ」や伊勢エビの赤ちゃん「フィロゾーマ」など、
普段見慣れない生きものを集めた新コーナー「へんな生きもの研究所」が
オープンした。
開館前から並ぶ熱心なファンや多くの来館者が見守る中、仲野千里社長、
古田正美館長、中村昇会長がテープカットをしてオープンを祝った。
同館二階に新設した約七十六平方メートルの研究所には、四十本の水槽が
並び、水辺や水中に生きる不思議な形や生態の生きもの約五十五種、三百点を
展示。
同館の姉妹館、ニューカレドニアのラグーン水族館から寄贈され、
日本初展示となる「ニューカレドニアオオグソクムシ」や、メガマウスの
はく製、変な生きものの特別映像も放映している。
水槽には、マンジュウヒトデを「サンゴを食べる饅頭」、ヒトデを食べる
フリソデエビを「和服美人はヒトデキラー」など、ユニークな解説で紹介。
伊勢市から家族で来た奥村快君(3つ)は「かわいい」と言ってキンチャクガニを
見ていた。
仲野社長は「変わった姿、形、生態など生きものの多様性を知り、
不思議に思ったり、感動するものになると思う」と話した。
研究所の完成を記念してスタッフが変な生きものの話や実験をする
イベントもある。
連日、午後二時半から。八月三十一日まで。
ソース(
伊勢新聞)
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