伊勢志摩経済新聞より
http://iseshima.keizai.biz/headline/1269/ カキ養殖盛んな鳥羽市浦村で27年営業しカキ料理が人気だった飲食店「白い橋」が
9月13日、店舗名を「宝彩(ほうさい) 伊勢」
(伊勢市宇治浦田、TEL 0596-25-5991)と変更し伊勢のおはらい町に移転した。
店主の迫間正道さんは、これからさらにカキが美味しくなる冬場を迎え心機一転、
準備も万端だ。
メニューは、テーブルに備え付けの焼き台で焼く殻付きカキ5個、
カキのむき身2個を1個にして揚げるカキフライ5個(カキ10個)、
むき身が2個入った味噌汁にご飯などが付く「カキフライ定食(Aセット)」(2,600円)。
焼きカキの代わりにカキ釜飯がつく「カキフライ定食(Bセット)」(同)。
「焼きカキ10個」(2,100円)、「カキフライ定食(Cセット)」(1900円)。
そのほか、志摩市安乗漁港で水揚げされたブランドクルマエビの「宝彩えび」のフライが
2匹入った「宝彩えびフライ定食 大アサリつき」(2,600円)、
27年継ぎ足してきたうなぎのタレで焼くうなぎ
(並=1,500円、上=1,900円、特上=2,600円)など。
現在、浦村地区では「焼きカキ食べ放題」のスタイルでカキを提供する
通称「カキ小屋」が集積し人気を集めているが、
同地で初めて殻付きカキを焼いて食べさせたのが同店。
「旧店でのカキ料理の提供は、『カキ養殖の本場なのだから、カキが食べたい』と
客からのリクエストがきっかけ」と迫間さん。
旧店は、迫間さんの父と母が1984(昭和59)年に開業。
ホテルの料理長などの経歴を持つ父・斎(いつき)さんが料理を担当、
冬場にはカキフライ、焼きカキ料理をメーンに、
夏場には愛知県一色産のうなぎ料理と地元の天然岩カキを提供。
今年5月5日まで営業し元気に働いていた斎さんだったが、
その後体調を崩し入院、10月には帰らぬ人となってしまった。
迫間さんは「自宅を改装した新店舗の準備が急きょ決定したため、
今日までとても慌ただしかった。
オープン日の9月13日は僕と父の誕生日でもあるので絶対変えたくなかった。
父が残してくれたこの味をこれからも受け継いでいきたい」とオープンへの思いを
父への思いと重ねる。
「浦村カキのおいしさをこの場所で多くの人に知っていただき、
さらに浦村カキのブランド価値を高めていきたい」とも。
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