「養殖真珠発明記念日」の十一日、鳥羽市のミキモト真珠島で
同島の海女や観光客ら六十人がアコヤ貝一千個を海へ放流した。
明治二十六(一八九三)年七月十一日、御木本幸吉氏が
三十五歳の時に世界で初めて真珠養殖に成功し、今年で百二十年目に当たる。
同社では平成十五年から「養殖真珠発明記念日」に合わせ、
豊かな恵みをもたらしてくれる鳥羽の海がいつまでも美しく
あり続けてほしいという願いを込め、真珠の母貝となるアコヤ貝の
放流を始めた。
観光客らは二年目のアコヤ貝を両手に持ち、海女船の警笛に
合わせて次々と海へ投げ入れた。
東京から観光で訪れたという黒田裕梨さん(34)は
「養殖真珠が日本で発明されたことに驚きました。
自分たちが今、手にすることができるので、本当にすごいこと
だと思います」と、話していた。
ソース(
伊勢新聞)
[0回]