近海マグロはえ縄漁に参入した水産加工販売会社「尾鷲物産」
(尾鷲市林町、小野博行社長)の漁船「良栄丸」(一九トン)が
このほど尾鷲港に帰港し、十六日、同市古戸野町の
観光物産施設「おわせお魚いちばおとと」などでマグロの試食など
初水揚げイベントが開催された。イベントは「おとと」のみ十七、十八両日もある。

(写真・伊勢新聞)
【マグロの刺身を試食する家族連れ=
尾鷲市古戸野町の観光物産施設「おわせお魚いちばおとと」で】
先月十九日に初出港した船は、グアム沖で約二週間操業し、
今回はビンチョウマグロやキハダマグロなど計八トンを水揚げした。
イベントは、同港横の魚市場と「おとと」で、
それぞれビンチョウマグロの刺し身三百食を用意し、
一般向けの試食を提供。
「おとと」では試食以外にもマグロブロックを特別価格で、
また水揚げ時限定のマグロ丼やすしを数量限定で販売し、
大勢の客らが新鮮なマグロの刺し身に舌鼓を打ったり、
マグロ商品を買い求めたりした。
友人と四人で津市から熊野市に向かう途中「おとと」に
寄ったという三重大学二年生の堀口真生(まい)さん(19)は、
マグロを試食し「もちもちしていて、すごく柔らかかった」と話した。
同社は水産物加工などのノウハウを生かし、新規参入に当たっては
殺菌装置や急速冷却などの設備を持つ同船を導入。
船上で内臓などを取り除く「活締め」も行い、高い鮮度を誇る
尾鷲ブランドマグロの確立を目指す。
ソース(伊勢新聞)
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