鳥羽市沖の観光施設「イルカ島」に今春仲間入りした
バンドウイルカ三頭が十日、ショーデビューした。
技を失敗する場面もあったが、元気よくやり抜き、
来場者の拍手を浴びた。
島内で公募していた愛称も決まり、推定三歳の雄二頭が
「あさひ」「ゆうひ」、推定二歳の雄が「きらと」と
会場で発表された。
三頭はもともと、和歌山県沖の野生個体で、
四月十九日に来島した。
飼育トレーナーらは五月三十日から毎日、一日四回の
餌やりに合わせ訓練してきた。
島内のイルカ池のショーは二頭一組で披露する。
同い年のあさひとゆうひがペアを組み、年下のきらとが、
先輩で雄の「はやて」(推定十歳)と組んだ。
このうち、あさひ、ゆうひのペアは開演前から
ジャンプするなど興奮気味。
初舞台だと飼育トレーナーが紹介した後、二頭は立ち泳ぎや
投げ輪拾い、鳴き声披露をこなした。
ジャンプでバーを飛び越せない場面が続くと、客席からは
「頑張れ」の激励。
練習でも成功率が低かったというボール投げが一発で決まると
歓声が上がった。
指揮した飼育トレーナーの小川晴弘さん(42)は
「思ったより出来が良かった。
さらにいろいろな種目を教えられる。
触れ合いイベントにも対応できそう」とほっとした様子だった。
ソース(中日新聞)
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