
最優秀賞の大原隆平さん(右)と優秀賞の越川いづみさん=多気町の相可高校で
写真=中日新聞
相可高校食物調理科を一日に卒業した大原隆平さん(18)と越川いづみさん(18)が、二月十五日に岩手県奥州市で開催された料理コンクールでそれぞれ最優秀賞、優秀賞に輝いた。同県の前沢牛と県産食材を使った創作料理の完成度を競う大会で、二人は「高校生活の最後を飾れてうれしい」と笑顔を見せていた。
大会は岩手前沢牛協会の主催で、相可高生の最優秀賞受賞は二年連続。全国から百八十六人が出場し。本大会にはレシピ案の書類選考を通過した九人が進んだ。うち相可高生が五人を占め、九十分間で創作料理一品を作った。
最優秀賞の大原さんの料理は「牛肉の低温変わり揚げ~焼きトマトリゾットを添えて~」。パン粉の代わりに南部せんべいを付けて牛肉を揚げ、独特の食感にした。低温の油で通常よりも長時間揚げることで肉の柔らかさを残しつつ火を通した。添え物のリゾットにはトマトやホウレンソウなどを使った。
優秀賞の越川さんの料理は「前沢牛のゴロゴロ野菜軍艦」。色彩豊かなものが好きだという越川さんは、通常の黒のりに代えて野菜を使った軍艦巻きにした。桂むきをしたダイコンや薄く切ったニンジン、キュウリで、肉を載せたご飯を巻いて色鮮やかに仕上げた。
大原さんは春から大阪府内の日本料理店で板前として働き、越川さんは進学して管理栄養士の資格取得を目指す。
ソース(中日新聞)


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