リヤカーを引いて世界を旅する冒険家で、
大阪府立成城高(大阪市城東区)の
講師、永瀬忠志さん(58)(東住吉区)が20日、
教え子の3年古賀祐弥さん(18)(大阪府交野市)と、
同高から伊勢神宮まで155キロを行くリヤカーの旅に出発した。
永瀬さんは2010年度から勤務。
溶接などを教えながらリヤカーを作ってきた。
これまでは、永瀬さん1人が伊勢まで完成品を試験引きしていたが、
今回は古賀さんの希望で、初の2人旅となった。
テントや缶詰などを積んで、
総重量約70キロのリヤカー2台をそれぞれが引く4泊5日の旅。
この日は、あいにくの雨だったが、
野球部の元主将で、毎日1時間のランニングをこなしてきた古賀さんは、
「一日一日を頑張る」とやる気を見せた。
4月からはメッキ加工会社への就職が決まっており、
「社会でつらいことがあっても、思い出して乗り越えられるような
経験にしたい」と話した。
永瀬さんも「旅と人生は重なる。
この経験を今後に生かしてほしい」と期待を寄せた。
(2014年3月21日18時42分 読売新聞)
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