昨年12月16日、JTBパブリッシング(東京都新宿区)から
ムック本「伊勢神宮 式年遷宮のすべて 常若の祈り」が出版された。

伊勢神宮 式年遷宮のすべて (JTBのムック)
同書は、神宮に通い続けるカメラマンのKankan(カンカン)さんが
撮影した写真100枚以上をカラー80ページにまとめ、
20年に一度社殿や神宝などを新しくする式年遷宮について紹介する。
昨年10月2日・5日に、それぞれ内宮(ないくう)外宮(げくう)で
執り行われた遷宮のクライマックス「遷御(せんぎょ)の儀」での
神様が新宮に遷(うつ)るその瞬間の渡御(とぎょ)の様子を
捉えた画像や新しくなった内宮外宮の正殿、
8年前から行われてきた33の遷宮の祭典・行事、遷宮を支える
神宮の森などについてわかりやすくまとめている。
Kankanさんは「遷宮行事関連だけで撮影した写真は5万枚以上。
短期間でこんな枚数を撮った記憶はない。
撮影中に何度も胸が熱くなり涙があふれた。
遷御の取材から間を開けず、この本のための現像に
入り本の校了と同時に、やり切った感と心地いい疲労で
10日ほど何もする気が起きなかった」と打ち明ける。
「写真には時空が圧縮されて存在している。
人が写真を見て心が動いた時、写真は生命となる。
写真を見て少しでも気持ちが動いた瞬間、
きっと神宮とあなたが通じるのだと思う。
多くの人にご覧いただき、神宮に行ってみたいと思うきっかけになれば。
神宮では、感性のおもむくままに何かを感じていただければ」とも。
ソース(伊勢志摩経済新聞)
[0回]