先月末オープンした県の首都圏営業拠点「三重テラス」
(東京都中央区日本橋室町)の初トークイベントとなる
「遷宮とデザイン」が五日開かれ、約四十人が参加した。
三重テラスの二階、多目的ホールを活用したイベント。
同所では先月二十九日から、写真パネルなどを展示する
企画展「お伊勢参りと遷宮」が行われているが、
参加者を一堂に集めてセミナーなどを開くのは今回が初めて。
この日は、講師としてロボットデザイナーの松井龍哉氏と
ファッションジャーナリストの生駒芳子氏が、
建築やデザインの観点から神宮について語った。
松井氏は、「大学で建築を勉強する者なら、
誰でも神宮や遷宮の仕組みを勉強していた」としつつ、
「僕にとってはパリより遠い伊勢神宮だった」と述べた。
一方で、厄年を契機に初参拝に行き、
「図面だけしか知らなかったが、実際に見て感動した」と話した。
その後、東京・代官山の書店で偶然、
参宮あわびの「伊勢せきや」の関係者と知り合い、
それが縁で、「一生に一度のお伊勢さんと思っていたが、
月に一度行くようになった」とユーモアを交えて語った。
県では、三重テラス一階の物販、
レストランへの集客の一環として、
二階部分の多目的スペースを活用したイベントを
ほぼ毎日開催することにしている。
今後、相可高校生が講師に立ったり、
伊勢うどんセミナーなどが開かれる予定。
ソース(
伊勢新聞)
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