鳥羽市鳥羽一丁目の宿泊施設・戸田家で十六日、
鳥羽の海で採れたヒジキ、ワカメなどの海藻「真珠の海七草」を
使った料理研究会が開かれた。
市観光協会の食の魅力開発事業の一環として、
鳥羽旅館事業協同組合(寺田順三郎理事長)が呼び掛け、
鳥羽料理研究三重三料会(松浦貞勝会長)の料理人が海藻を
使った料理を作り、同市の宿泊施設や観光関係者ら五十人が試食した。
三料会の九施設の料理人がテングサ、ノリ、アラメなどを使った
前菜七種、海鮮ちまきやデザートなど十二品目二十種類のレシピを考案。
松浦会長は「海藻の成分や効果などを調べ、お客さまに説明できるように提供した。
海七草を一般に広げるため、今日の献立で少しでも良いものを
取り入れてもらいたい」と話し、料理の特徴を説明した。
試食後、会員からは「海藻入りの雑炊をメニューに加えたい」
「仕入れなど料金設定を教えてほしい」など活発な意見が出ていた。
寺田理事長は「式年遷宮に向け、各団体が力を合わせ、豊富な海藻の
活用方法を見いだしていきたい」と、話していた。
「真珠の海七草」は、ワカメやアラメ、ヒジキなど美容と健康に良い
鳥羽のいろいろな海藻を楽しんでもらおうと市が命名。
昨年六月二十九日付で特許庁の商標登録を受けている。
ソース(
伊勢新聞)
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